スキンケアや食生活などを改善しても、なかなか治らないニキビに悩んでいるのであれば、治療を受けてみる事も考えてみましょう。
皮膚科であればニキビの治療を受けられます。ニキビに使用される薬を事前にチェックしておけば、より治療に対しての敷居が低く感じられるようになるのでおすすめです。

皮膚科では主にクリンダマイシンという、有効成分を配合した治療薬を処方するのがポピュラーな治療法となっています。
クリンダマイシン配合の治療薬は、直接肌に塗る外用薬です。
ニキビの原因となるアクネ菌や、増殖すると肌トラブルを招く黄色ブドウ菌を殺菌する効果があります。
アクネ菌や黄色ブドウ菌といった、菌の繁殖が原因のニキビにクリンダマイシン配合の外用薬は大きな効果を発揮します。

また、アダパレンという外用薬もニキビ治療の際に、用いられる事が多い治療薬です。ニキビは皮脂や古い角質などが毛穴を詰まらせると出来やすくなります。
アダパレンは毛穴詰まりを改善する効果があり、抗生剤などで菌を減らして症状が良くなった後、状態をキープする働きを得る為にアダパレンを処方するクリニックが多いようです。

この2つの治療薬は肌に塗る外用薬ですが、さらに内服薬を処方されるケースもあります。
ニコチンアミドという成分を配合した内服薬で、体の中からニキビが出来にくい肌へと変えていく薬です。
ニコチンアミドは50年以上前から、ニキビ治療に用いられてきた歴史の長い成分です。補う事によってニキビを引き起こすアクネ菌を減らす効果があると言われています。
また皮脂の分泌を減らす効果や、抗炎症作用によって、ニキビの治りを早める効果もニコチンアミドの特徴です。

「ニキビくらいで病院に行くのは気が引ける…」と感じる方もいるかもしれませんが、そのまま放置していても、治りが遅くなるばかりか色素沈着やクレーターといった跡になってしまう可能性もあります。
治りにくいニキビは、早めにクリニックで治療するようにしましょう。

ニキビ治療にピルを使うという奥の手もある

大人の女性がニキビに悩んでいるという場合、ケースによっては「ピル」で治療する事もあるようです。
避妊薬として使われているピルとニキビ、どのような関係があるのか、本当に服用して治るのか気になる方も多いでしょう。

大人の女性でニキビに悩まされるという場合、女性ホルモンのバランスが崩れている可能性が高いです。
女性はストレスなどで女性ホルモンのバランスが、崩れてしまう事があります。
女性の卵巣ではエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが作られているのですが、このうちプロゲステロンが、様々な肌トラブルを招く原因です。

プロゲステロンは皮脂分泌を増加させる女性ホルモンです。
ニキビを引き起こすアクネ菌は、皮脂をエサとしているので女性ホルモンバランスが崩れ、皮脂が増えてしまうと結果的にアクネ菌も増殖し、ニキビを引き起こしやすい肌状態となってしまいます。
また、皮脂は毛穴も詰まらせてしまうので、さらに肌トラブルを招きます。

ピルはエストロゲンとプロゲステロンと同じ作用がある、人工ホルモンが含まれている薬です。
女性ホルモンのバランスが崩れて、プロゲステロンが優位に働いている時に服用すると、女性ホルモンを調整する事ができます。
プロゲステロンが調整され正しい量になるので、ニキビを予防できるという仕組みです。

ただ、ピルは何となく副作用が強い薬というイメージがあり、服用を躊躇してしまう女性も多いようです。
ピルといっても含まれている人工ホルモンの量で、副作用の強さや症状は大きな違いがあります。
ニキビの治療の場合、低用量ピルを用いるケースがほとんどです。低用量であれば、体への負担も少なく副作用も起こり難いので、安心して服用できるでしょう。